高騰が続いているのはコメだけではない。野菜の高騰も続いている。北陸農政局の調査では白菜やキャベツの価格が平年の2倍〜3倍に。野菜を販売するスーパーを取材した。 【画像】続く“野菜の価格高騰”…白菜は平年の3.15倍、キャベツは2.37倍に(2月中旬)
価格高騰続く“野菜” 消費者は「高いが健康を考えると…」新潟市西区のスーパー・いちまんの高井栄二朗店長は年明けからの野菜価格の動向について「1月に入ってからはずっと全体的に野菜の値段が上がり続けている。2024年の猛暑の影響で収穫量が減っているので、どうしても値段が上がっていると聞いている」と話す。 店頭に並ぶ野菜の価格は大根が一本378円で1月よりも100円ほど高く、白菜は1つ1080円で2月よりは下がったものの、1月の約2倍となっている。 そのほか、ニンジンは10kgあたりの値段が1月の3200円から、3月は5200円まで高騰。 店舗を訪れた客は、「高いと感じている。自分たちの健康を考えると、高いからといって買わないわけにはいかない」「ここ最近急な値上がり。野菜とかはなしにはできないけど、なしにできるものは我慢しようかなという感じ」と、家計に価格高騰の波が押し寄せているという。
単価上がる野菜…店側は“4分の1カット”で対応こうした状況を受け、店舗では販売の仕方に工夫を凝らしている。 野菜一つ一つの単価が上がっているため、様々なサイズにカットした野菜を販売。 高井店長は「1つの単価が高くなっているので、半分や4分の1カットなど、色々お買い求めやすいように提供するようにしている。これまでも2分の1はあるが、4分の1は2025年に入ってから初めて販売している」と、今回の価格高騰の影響の大きさについて説明する。 北陸農政局が2月末に発表した野菜の卸売価格の推移では、2月中旬で白菜が平年の3.15倍、キャベツが2.37倍などとなっている。
3月も平年より高い状態続く見通し…そして、3月の価格推移の見通しについては、産地の天候不順などが見込まれることから、多くの品目で卸売価格は平年より高い状態が続く見通しとなっている。 高井店長は「安定して収穫できて、価格も安定して、いつものように安く販売していけたらいい」と、今後の価格動向を気にかける。 食生活に欠かせない野菜。今後の価格動向に注目だ。 (NST新潟総合テレビ)
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