[GⅠ朝日杯フューチュリティステークス=2024年12月15日(日曜)2歳、京都競馬場・芝外1600メートル] ホープフルSとの〝すみ分け〟もあって近年はレースレベルが疑問視されがちな朝日杯FS。ただ、昨年のジャンタルマンタルは3歳になってNHKマイルCを完勝した。振り返れば2021年のように、1~6着馬がのちの重賞を勝ち、うち4頭(ドウデュース、セリフォス、ダノンスコーピオン、ジオグリフ)がGⅠ馬となったハイレベルな年も。今年もそんな〝当たり年〟となるか? 来春以降を占う一戦として注目だ。 まず注目したいのは2戦2勝の無敗馬たち。アルテヴェローチェ(牡・須貝)はサウジアラビアRCを勝っての参戦となる。15年に現在の名称となった同レースの勝ち馬は5頭が朝日杯FSに出走して、3勝2着1回3着1回。馬券圏内率は100%を誇る。また、3年連続で2戦2勝馬が無敗Vを決めており、鞍上・武豊がドウデュース以来の朝日杯FS2勝目を手にできるか。オーナーの大野照旺氏は先週の阪神JF=アルマヴェローチェに続く2週連続GⅠ勝利を狙う。 新潟2歳Sの覇者トータルクラリティ(牡・池添)はマイルで2戦2勝。とはいえ、京都内回り→新潟外回りと全く異なる舞台での連勝だから評価は高まる。バゴ産駒のGⅠ馬といえばクロノジェネシス(20、21年の宝塚記念連覇など)や10年の菊花賞馬ビッグウィークがいるが、勝てば初のマイルGⅠ制覇となる。 パンジャタワー(牡・橋口)は6→7ハロンと距離を延ばしつつ2戦2勝。父タワーオブロンドンは17年の朝日杯FS3着馬で、京王杯2歳Sを制しての臨戦過程は同じだ。初のマイル戦でも父のリベンジを果たす快走を見せられるか。新種牡馬の産駒が朝日杯FSを勝てば、05年フサイチリシャール(父クロフネ)以来、実に19年ぶりとなる。 ニタモノドウシ(牡・高木)は福島→札幌と転戦しての2戦2勝。2戦目のクローバー賞では、前日に更新されたレコードを1日で塗り替える好時計Vを決めた。中央場所の馬場や距離は未知数ながら鞍上・ムーアの手腕は心強く、04年マイネルレコルト以来の福島デビュー馬による優勝となるか。 無敗馬ではないが、前評判が高いのは芝10ハロンの黄菊賞を制したミュージアムマイル(牡・高柳大)。同距離のホープフルSではなく2戦2勝の京都で開催されるこちらに出走する。マイルは新馬戦で3着に敗れたが、出遅れながらもメンバー最速の上がりで追い込んできた。1月10日生まれの同馬が勝てば、最も誕生日が早いJRA・GⅠ馬となる(グレード制導入以来)。 サウジアラビアRC2着タイセイカレント(牡・矢作)、デイリー杯2歳S2着ドラゴンブースト(牡・藤野)の重賞2着馬も着差はわずかで、力量差もそうあるまい。 特別登録した馬は19頭いたが、回避馬が出たことで賞金400万円組も無抽選で出走できる見込み。川田が3戦連続で手綱を取るアドマイヤズーム(牡・友道)、今年の2冠牝馬チェルヴィニアを姉に持つアルレッキーノ(牡・国枝)と魅力ある馬がスタンバイしている。
Advertisement
Advertisement
Advertisement
Advertisement
Advertisement
Advertisement
Advertisement
Advertisement

