周囲は真っ暗、ポツンとレストランの灯り
美味しいアジフライを求めて、筆者(増井貴光)がやってきたのは愛知県の碧南市(へきなんし)です。関西での取材を終えて次の取材先に近い場所に宿泊しようと、新名神から伊勢湾岸道を走ってきました。 【画像】愛知県碧南市『レストランだいどころ』のアジフライを画像で見る(21枚)
途中で宿の予約を取り、晩御飯もどこかで食べて行こうと検索すると、アジフライがメニューにある店を発見しました。そこで宿までのルートから数キロ遠回りをして向かうことにしました。伊勢湾岸道を豊明ICで降りて国道23号に入り、国道419号、247号とひたすら南下して到着したのは「碧南市農業活性化センターあおいパーク」です。 「碧南」という漢字のイメージから、青い海に白砂のビーチが広がっているイメージだったのですが、「あおいパーク」の周りは工場と火力発電所、そして畑のようです。到着したのは19時くらいで、冬の真っ暗な夜でした。 「あおいパーク」は農業と食と健康をテーマにした、農業と消費者を結ぶ体験型交流施設で、体験農園や産直市があります。営業は17時までなので、施設は既に閉園しています。真っ暗な中を進み、店が営業しているのか不安になりましたが、駐車場の近くに見えた店らしき灯りが今回の目的地「レストランだいどころ」です。
店に入ると中は明るく、スタッフの女性の声も明るくてホッとします。テーブル席に座り、メニューを見ると料理の種類の多さにビックリします。アジフライを含むメニューは、アジフライ2枚の「アジフライ定食」、アジフライ2枚と刺身、小さなおろしそばの「彩々御膳」、鮪の刺身とアジフライ1枚の「鮪のお刺身定食」、麺類とセットの「得々のアジフライ」、アジフライが乗った「アジカレー」と、どれを頼むか悩むラインナップです。 定食メニューにはアジだけでなく「たらフライ」もあり、どんな味なのか興味があります。また碧南市のご当地グルメ「へきなん焼そば」やオムライス、ハンバーグ定食も美味しそうです。 余談ですが、ハンバーグとエビフライ、カキフライのセットはありましたが、アジフライのセットはありません。 どのメニューもボリュームがありそうです。悩みに悩んで筆者が選んだのは「鮪のお刺身定食」です。実はこの日、昼ごはんに兵庫県の加古川名物「かつめし」を食べていて、アジフライ2枚は辛いかも、と弱気なのでした。
どれも美味しく、疲れた身体に力が湧いてくる
他に客がいなかったこともあって、思ったより早く「鮪のお刺身定食」が出来上がってきました。メインは「鮪の刺身」ですが、アジフライも大きくて存在感があります。どちらも美味しそうです。
アジフライの付け合わせはポテトサラダ、ミニトマト、キャベツの千切りで、タルタルソースとレモンが添えてあります。小鉢にご飯、あさりの味噌汁、漬物が付いて「鮪のお刺身定食」です。 まずはアジフライからいただきます。想像よりかなり大きく厚みのあるアジフライです。もちろん揚げたてサクサク、ほくほくの身で美味しいです。付け合わせの野菜は農業施設の中のレストランだけあって美味しく、サラダを別に注文したいくらいです。 産地にはこだわっていないとのことでしたが、鮪の刺身も美味しくご飯が進みます。他の定食にも追加料金でつけられると言う「あさりの味噌汁」も冷えた体が温まるようなホッとする味でした。 かなり満腹になってエネルギーをチャージ、「もうひとっ走り行くぞ~」と、店を後にしました。
この日は三河湾が一望できる宿に泊まり、翌朝はビンテージバイクの取材です。かなりレアな車両を何台も所有しているオーナーでした。その中でも初めて見たのが鈴木自動車工業の「ミニフリーMF2」という1957年製の50ccモペットです。現在のスズキ株式会社です。 もう1台は森銀内燃機という浜松のメーカーが作った1954年の「HHH(サンエッチ)」です。このメーカーは筆者も初めて知りました。 他にも貴重なバイクを何台も撮影させてもらい、楽しい仕事になりました。
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