遠方の地に旅行に行く場合、現地での移動手段をどうするか悩むことがあります。今回のケースでは九州への1泊旅行を計画しているとのことですが、タクシーかレンタカーの2択で悩んでいるようです。 それぞれの交通手段にメリット・デメリットがあるため、どちらがいいかは一概に判断できません。金銭的な面についても、現地での移動距離・回数によってコストが変わります。 本記事では両手段を比較しつつ、どちらにコストの優位性があるか検証します。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
タクシーとレンタカー:それぞれのメリット・デメリット
タクシーとレンタカーの大きな違いは、誰が運転するかです。タクシーではタクシー運転手が目的地に連れて行ってくれますが、レンタカーでは自分の責任で運転しなければなりません。この点を踏まえたうえで、両手段のメリット・デメリットを比較してみましょう。 ■タクシーのメリット・デメリット タクシーのメリットには以下の点が挙げられます。 ・自分で運転しないため気軽 ・目的地までのルートを調べなくていい ・スムーズに目的地へたどり着ける 一方デメリットとしては以下の点が考えられます。 ・場所や利用客の多さによってはすぐに乗車できない場合も考えられる ■レンタカーのメリット・デメリット レンタカーのメリットには以下のポイントがあります。 ・時間内に好きなだけ乗ることができる ・自分一人か知人のみのグループで動けるため気が楽 ・運転することが好きな場合は楽しい デメリットには以下のような点があります。 ・手続きに多少時間がかかる ・運転が苦手な場合は負担に感じる
タクシーとレンタカーはどちらがコスト面でお得?
ではタクシーとレンタカーのコスト面を比較しましょう。今回のケースは九州旅行ですが、例として熊本県の阿蘇市に行くケースでシミュレーションします。なおレンタカーを借りる場所は熊本県阿蘇市内とします。 この場合の料金相場は表1の通りです。 表1
※筆者作成 車種によって料金に大きな差がありますが、安くて8000円前後、高いと数万円の費用がかかるようです。なお今回は年末であるため値段が高くなっている可能性があります。 一方タクシーですが、熊本ブロックの場合、普通車の運賃体系(距離制運賃)は表2の通りです。 表2
※一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会「自動認可運賃表」を基に筆者作成 仮に10キロメートルの距離を移動する場合、初乗り運賃の1.3キロメートルまでは640円~700円ですが、残る8.7キロメートル(8700メートル)は加算運賃が増していきます。380メートルごとに加算されると想定した場合、加算料金は2300円ほどになると計算できるため、合計料金は2940円~3000円ほどでしょう。 仮に10キロメートルのタクシー移動を複数回行うと仮定すると、予想料金は以下の通りです。 ・2回(20キロメートル):5880円~6000円 ・3回(30キロメートル):8820円~9000円 ・4回(40キロメートル):1万1760円~1万2000円 一部の軽自動車やコンパクトカーをレンタルしている場合と比較すると、タクシーで10キロメートルの移動を3回もすればタクシー料金のほうが割高になる可能性があります。 なおレンタカーは一般的には返却時にガソリンを満タンにするよう求められるため、使用燃料量によってはタクシーとの差額に変化があるかもしれません。
レンタカーとタクシーのコスト優位性は車種や移動距離などによって変わる
レンタカーとタクシーのコストは、レンタカーの車種や移動距離などによって大きく左右されます。仮に軽自動車をレンタルするとして、総移動距離が数10キロメートル~100キロメートルを超えるなら、レンタカーの方が安く済むかもしれません。 旅程の移動距離を確認したうえで、タクシーとレンタカーどちらがいいか判断するといいでしょう。その際は、それぞれの利点や注意点もあわせて検討できます。 出典 一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会 自動認可運賃表 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
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